MR

製薬会社のMRでは薬剤師が少し有利な理由について解説!

MRでは薬剤師の方が少し有利

 

本記事はこんな人におすすめ!

MRは薬剤師が有利なのか知りたい。

MRは薬剤師じゃないと就職出来ないのか疑問だ。

MRに何故、薬剤師の需要があるのか知りたい。

どうもこんにちは!あらお(@araojap)です。

MRという職業についてご存知でしょうか?

 

MR(Medical Representatives)とは製薬会社の医薬品情報担当者で、営業マンの事を指します。

そんな私も現役MRとして働いており、薬剤師免許も保有しています。

 

よく学生等から挙がる質問の1つに

MRは薬学部卒じゃないと務まらない仕事ですか?

と聞かれる事があります。

 

答えは、

MRは薬の知識がある薬剤師以外でも十分活躍出来る

です。

 

MRの新卒構成として文系・理系・薬学系からそれぞれ新卒を取っていて、

1番大きい割合を占めるのが文系になります。

※MRは文系でも問題なく活躍できます🔽

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そんな中、新卒MRで文系・理系と薬剤師で差があるかというと、

ほぼ差はありません。

 

ただ若干ですが薬剤師の方が有利だったりします。

 

今回は、

・MRにおいてどんな点で薬剤師の方が有利なのか

・製薬会社に薬剤師が必要とされる理由

以上を中心に紹介していきます。

 

※現役MRの方は是非読んで参考にしてみて下さい!🔽

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MRにおいて薬剤師が有利なポイント

MRは薬剤師の方が有利

実質的なMRの仕事上では文系・理系の人と薬剤師の人では全く差は出ません。

 

ただ、要所では薬剤師の方が有利な場面がいくつかあります。

薬剤師が有利な場面

・MR認定試験

・疾患知識

・他社MRへの転職時

・社内のステップアップ時

このような場面では薬剤師の方が有利になります。

 

それでは各場面において薬剤師が有利な理由を深掘りしていきます。

 

MR認定試験において薬剤師の方が結構有利

新卒入社時に受験するMR認定試験では薬剤師の方が結構有利だったりします。

というのも薬剤師はMR認定試験4科目のうち、3科目が免除されるからです。

 

結果的に

・文系・理系は4科目

・薬剤師は1科目

このよう点で薬剤師は非常に有利になります。

 

文系・理系卒の人にとって新卒1年目の山場になるMR試験になるので、

その点薬剤師は結構有利になります。

 

※MR認定試験の概要や勉強法について🔽

>MR認定試験について詳細記事はこちら

 

MRとして疾患の基礎知識が多く提案の幅が広いため少し有利

薬剤師MRは提案の幅が広い

薬剤師の人は疾患の知識が非常に多いです。

これはどんなに頑張っても埋められない差があります。

 

自社製品の領域は研修などで勉強するのため問題ありませんが、

薬剤師は全領域で知識があるので提案の幅が広いです。

 

他社MRへの転職時に薬剤師の方が若干有利

これは他社MRへの転職時の話になりますが、

薬剤師だと若干有利になります。

 

そもそも知識があるので重宝される

他社に転職する際には今まで自分が働いてきた疾患領域から、

違う領域に仕事内容が変わる事があります。

 

転職者は基本的に研修を受けるので実質問題はないのですが、

転職面接時には薬剤師免許があるというだけでどの領域でもMRが出来ると認識されます。

 

領域差があっても優遇される

これは転職面接時の話になります。

例えば泌尿器領域のオンコロジーMRの募集があった際に、

・抗癌剤は肺がん領域のみ経験がある。

・抗癌剤は肺がん領域のみ経験があるが薬剤師免許が有る。

こんな時には後者の方が評価されるという話です。

 

薬剤師免許が有るとそれだけで領域経験を超えます。

ぶっちゃけ募集要項にある○○領域の経験3年という文言は、

薬剤師免許があると条件を超えます。

 

それぐらい薬剤師免許が有るとMR転職活動時に有利になるのです。

 

※MRの転職について🔽

>MRの転職について詳細記事はこちら

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MRのステップアップ時に薬剤師の方が少し有利

薬剤師MRはステップアップに少し有利

これは若干の差になりますが、

薬剤師免許を保有していると社内ステップアップに有利に働きます。

 

例えばGP(開業医)担当からHP(基幹病院)担当にステップアップをさせるとして、

いざ薬剤師免許を持った候補者がいると1つの選考要素になります。

 

何故なら薬剤師は疾患知識が広く、基幹病院でも通用するMRだと認識されるからです。

若い基幹病院担当MRには薬剤師の人が多い印象があります。

 

MRだけでなく製薬会社に薬剤師が必要

製薬会社には薬剤師が必要

実は製薬会社にとって薬剤師免許を保有している人材は貴重な人材だったりします。

それは製薬会社には薬剤師が必ず必要だからです。

 

製薬企業では以下のケースで薬剤師が必要になります。

・各営業所に誰かしら担当薬剤師が必要

・医薬品工場に薬剤師が必要

・製薬企業の統括製造販売責任者は薬剤師が務める

これらを深掘りしていきます。

 

製剤見本管理のために薬剤師が必要

製薬会社では都道府県の各事業所で自社医薬品の製剤見本や、

臨床試用医薬品(通称白箱)を所有しています。

 

このように医薬品を扱う関係から、各事業所には薬剤師が必要なのです。

常駐している必要はありませんが、このように製薬企業では薬剤師は必ず必要になります。

 

医薬品工場には薬剤師が必要

医薬品工場には薬剤師が必要

医薬品の工場では製造医薬品の品質保証をする人間が居なくてはなりません。

 

この役割は薬剤師が担うと法律で決まっています。

そのため製薬企業は薬剤師が必須になります。

 

統括製造販売責任者は薬剤師が務める

製薬企業には統括製造販売責任者という役割者を必ず置く必要があります。

統括製造販売責任者とは医薬品の品質管理や安全管理の責任者の事を指します。

 

そしてこの製薬企業における統括製造販売責任者は、原則は薬剤師が担う事と法律で決まっています。

製薬企業ではこの役職は設置が必須なので、薬剤師は欠かせない存在になります。

 

MRでは薬剤師の方が少し有利についてまとめ

今回はMRでは薬剤師の方が少し有利なポイントや、

製薬会社にとって薬剤師は必要な人材である事を紹介しました。

 

MRにおいては薬剤師の方が若干有利なのは間違いありません。

ただMRとしての仕事上は薬剤師と差は殆どありません。

 

MRに1番必要なものは営業力です。これは文系・理系・薬学系で条件は変わりません。

 

もし薬剤師には敵わない・・・なんて思っている方、

私は薬剤師ですが自分よりも力のあるMRは沢山います。もちろん4大卒の文系・理系の方ばかりです。

以上、あらお(@araojap)でした!

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